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この先に見えるもの

教育関係で社会人ひよっこ。ツルツルのたまごが思う日々のこと。

敢えて書くプレゼント「された」本

お題 雑記

今週のお題「プレゼントしたい本」

 

 

 

今週のお題

プレゼントしたい本。

 

とっても素敵なお題ですよね。

「おすすめ」したいでもなく、「好きな」でもなく、プレゼントしたい本。

そこには相手に対する感情やおもてなしの心が挟まれているわけで、かなり難しいチョイスですよね。

 

しかし、私はいくら考えても今プレゼントしたい本もしたい相手もあんまり思い浮かばなかったので、敢えて逆に、

 

人生でプレゼントされた本

 

を紹介してしたいと思います。

 

くれた相手の気持ち、思惑などを整理してみると、人生の交友歴を振り返るようで楽しかったですよ。

 

順不同、思い出した順で書いていきます。

 

  1. 『僕はひとりで 夜が広がる』立原道造

立原道造詩集 僕はひとりで 夜がひろがる

若くして亡くなった詩人、立原道造の詩集です。

もうすぐ私も彼が夭折した年齢に近づきます。

 

この本は大学生の時、今のパートナーから誕生日プレゼントに頂いたものです。

なんとなく趣味や感覚があっているなーとは思っていて、お互いに本の話や好きなものの話も良くする仲でした。

そんな仲でプレゼントされたこの本。

当時私は立原道造という人物を知りませんでした。

合唱をしている彼は、合唱曲の仲でこの詩人を知り、それを私に教えてくれました。

なんとも繊細で悲しみを孕んだ詩の数々に心を惹かれたものです。

私のことを考えてくれてのチョイスが嬉しかったし、また、相手が好きなものを私も好きだろうと思ってくれていたことが嬉しかったです。

 

2.『神様がくれた漢字たち』白川静

神さまがくれた漢字たち (よりみちパン!セ)

 

 文字学の第一人者、白川静先生。

漢字の成り立ちの起源には、神様への信仰や古の習わし、占いなどの複雑な文化が深く関係している、といったような独自の説で漢字の字源を甲骨文から調べ上げた、漢字界のレジェンドです。

学生運動が活発で、大学の教授も肩身が狭い思いをしていた頃、学校でデモが起こっていても、白川先生だけはいつも片手をあげて学校へ入り、黙々と研究室にこもり漢字と向き合っていた。その時、白川先生のことを学生は誰も止めなかったというのは有名な話。

そんな白川静先生が、子供でも読めるようにと、分かりやすい文章でかかれた、白川説で漢字を説明した本です。

 

これは高校生の時、書の道に進みたいと相談した際に先生が渡してくれた一冊です。

 

今まで書道は書くものだとばかり思っていた私が、理論の世界に足を踏み入れた瞬間でした。

 

3.『眼球譚』ジョルジュ バタイユ

 

眼球譚(初稿) (河出文庫)

 

これはまた癖の強い本です(笑)

 

フランス生まれの思想家だったり作家だったり。

「オージュ卿」名義で出した処女作は、なんとも退廃的で甘美な世界観が貫かれています。

 

おすすめのページ

借力日記 : バタイユの『眼球譚』が変態すぎるので4コマ漫画にしてみた

 

大学生の頃、好きな寺山修司の詩を書作品にして展示会に出品しました。

その作品を見たある方が、私と趣味が会うかもしれないと言って渡してくれた文庫本です。

 

正直、知ってはいたものの私の琴線にドンピシャ!ということはありませんでしたが、今でも脈々と自分の仲に流れるアンダーグラウンド思考の根底にいつもある本です。

眼球譚をくれた彼はとっても変わった人なので、そのお話もいつかできたら。

 

 

最近のことで思い出した三冊を上げてみましたが、やっぱそれぞれに人の気持ちが介在し、どれ一つとして同じプレゼントではありません。

 

楽しいですね。

 

幼少期にもらったものも思い出してみたくなりました。

 

では。